お子さんが、腟部のかゆみや、おしっこのときに「痛い!」と訴えたときには、婦人科で診ることができます。
お子さんは産婦人科というと怖がるかもしれませんが、やさしく接していますので、どうぞ安心してお連れください。
砂場で遊んだ手で触ると、おりものやかゆみ、排尿痛などを発症することもあります。この年代のお子さまは抵抗力が弱く感染しやすいのです。
症状が見受けられた際にはお早めにご来院ください。
月経不順や子宮の発育不全が原因で生理痛がひどくなることがあります。
最近は、ダイエット、ストレスによる食欲低下(摂食障害)、生活環境の変化、肥満、スポーツ活動などにより、性ホルモン中枢が影響を受け、生理不順が起こりやすくなっています。
「私は正常じゃないのかしら?」などと、悩み苦しんでいる方もたくさんいます。悩み続けることで、さらに不健康な日常サイクルに陥ってしまうことも多々見られます。ひとりで思い込まず、悩まず、不安があればいつでも当クリニックをおたずねください。
「性病」についての悩みや「意に反して妊娠してしまった」などのご相談もフランクにお聞きしています。時間が経つと、悪化したり、大きな問題をかかえたり、からだへの影響も心配されます。親に言えない悩みでしょうから、秘密を守るのはもちろんですが、あなたの気持ちになって親身にお話をお聞きしたいと思います。
妊娠・出産・育児など、女性にとって大変な時期を迎えます。34年間産婦人科医として培った経験から、この時期の女性の健康についてとくに力を入れて診療にあたっています。
子育て相談・母乳相談など専門の助産師がさまざまなクラスを開催して、皆さんが安心してお子さまを育てられるようサポートしています。
また、子供を授かりたい、里帰りをするので気が引けるなどとお考えの方、当クリニックでは遠慮や気遣いは一切いりません。これまでも数多くの里帰り希望の妊婦健診や子宝支援を行ってきました。どうぞご安心ください。
この時期の女性は、月経痛や生理前の精神的なイライラや肩こり、からだの不調を感じる人がたくさんいますが、これは「月経前症候群」の可能性が高いといえます。ご主人とケンカになったり、悪いと知りながらバカなことをやったり、精神的に不安定になるのも特徴です。少しの治療で症状がかなり改善されることが多くみられますので、まずは来院されて、お話しをお聞かせください。それから徐々に、一緒に改善していきましょう。
子宮筋腫、子宮内膜症(正常の子宮内腔以外のところに子宮内膜が増殖する病気)の場合、月経痛や不妊症の原因になることがあります。また、生理期間が過剰に長い、極度に出血が多い、年齢が増すとともに月経痛がひどくなるなどの症状が見られます。
卵巣ガン、子宮頸ガン、乳ガンの発症もこの時期に多く見られますので、定期的な検診を受け、自己管理も怠らないようにしたいものです。
更年期とは、性成熟期と老年期の移行期あたる時期をいいます。子育ても一段落し、ご主人の定年など、社会的な急激な変化などさまざまな要因が重なって、女性ホルモンの低下や、精神的不安定に陥りやすいのがこの時期です。肩こり、疲れ、発汗、憂うつ、イライラなど、更年期特有の症状は本当に辛いものです。ことに閉経の前後(45歳~55歳くらい)は更年期障害のさまざまな症状が出やすいときです。ひとりで苦しまずに早く診察を受けましょう。
そして、第2の人生を愉しむためには健康でいることが大切です。定期的にドック(検診)や診察を受けられることをおすすめします。
また、不正子宮出血などの症状は、ガンの可能性も否定できません。定期検診の重要性をおわかりいただけることと思います。
この年代の女性は抵抗力が下がるため、萎縮性腟炎症なりやすいのです。
「こんな年になって婦人科には行きたくない!」という声をよくお聞きします。お気持ちはよく分かりますが、そのために発見が遅くなり、病状が大きく進行してしまうケースがたくさんあって大変危険なことといつも感じています。
ガンの進行が遅く症状が見えにくいのがこの年代の特徴です。症状が出る頃には、ガンがかなり進行してしまっていることが多く、早期に分かっていればこんなに辛い思いをしなくてすんだのにと思うこともしばしばです。また、女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏は、内臓肥満を招き、メタボリックシンドロームになりやすいといわれています。心臓疾患や糖尿病の可能性も高くなりますので、少し手間でもぜひ、当クリニックでの検診をお受けください。
骨粗しょう症にも注意が必要です。
老年期の女性にも気軽に来院していただける雰囲気づくりを心がけていますので、どうかあまり気になさらず、ご自身の健康のために定期的に来院していただきたいと願っています。